2017.12.15
いつも人工光を使って照明プランニングを行うことがほとんどですが
忘れてはいけないのが太陽光です。
太陽と地球の距離は約1億5000万キロメートルと、
簡単には想像もつかない距離です。
真夏の青天時照度は20万ルクスとも言われています。
直線的な影を作り出すことができる太陽光のパワーを
上回る人工光はないのではないでしょうか。
実はFORUMのオフィスが北向きなのには理由があります。
オフィスを借りる時に、「太陽が入るあたたかい南側」と「北側」どっちがいい?と聞かれ
迷わずに北側で!とお願いしたぐらいです。
というのも、北向きの窓から見えるのは、南の太陽からの光が降り注いだ街並みです。
太陽光を浴びた公園の樹木や街並みを見ながら、仕事ができるってとても素敵だと思っています。
高層ビルから見える景色には劣りますが、とても綺麗ですよ。
季節が冬なので、お昼でも太陽の位置が低く
自分たちのビルで、公園が影になるのは残念ではありますが・・・。
照明の計画の際には、必ず空間と人と時を考えて進めていきます。
人の心理や生理機能を理解しうまく光と調和させることで初めて建物や空間に存在意義が生まれると私たちは考えています。